多治見市は、岐阜県南部に位置する東濃地方の街です。
2007年8月16日14時20分(JST)には日本国内の最高気温(当時)となる40.9℃を日本で最初に観測し、それ以降「日本一暑い街」としてその名を全国に轟かせました。
しかし多治見は暑いだけでなく、日本国内の陶磁器シェアの半分を占める「美濃焼」の生産地としても有名です。高級なものから大衆的な商品まで幅広く取り揃えられているのが特長の美濃焼です。
いま皆さんのご自宅でご利用のお茶碗やお皿も、もしかすると美濃焼かもしれませんね。
そして多治見を代表する名物がもうひとつあります。それが「うなぎ」です。
多治見市内には古くより多くのうなぎ屋さんが存在し、市民にとっても、とても馴染みが深い食べ物です。
なぜ、多治見でうなぎなのか?
理由は、諸説あるようですが、
などと伝えられています。
市民に愛されるうなぎを更においしく演出する方法はないものか。
そんな思いから、市内の古川酒店(笠原町)の若おかみが発案したのが「うなぎに合うお酒」の開発でした。
利き酒を得意とする同店店主と(株)三千盛の杜氏が約2年の試行を重ね誕生したのが、純米大吟醸「うながっぱ酒」です。
落ち着いた風味の中、なめらかな舌触りとほのかな含み香が口の中を上品に保ち、料理をより満足させることのできる味わいに仕上がっております。
飲み頃温度は、常温12度~15度くらいで楽しんでいただくのがオススメです。
「うながっぱ」は『皿を割られたかっぱ様』(たじみかっぱ物語)を起源にして生まれた、多治見市の公式マスコットキャラクター。
市内虎渓山のふもとで生まれ、現在はながせ商店街に住んでます。
うながっぱ酒のラベル文字は、岐阜県多治見市出身で多治見市観光大使でもある、文字職人・杉浦誠治さんにお願いいたしました。
うなぎとカッパをイメージした素敵な文字で、この酒の魅力を表現していただきました。
五つの桔梗の花(市制の花)を結ぶと、多治見市の形状になるよう花が配置されています。
そして、その横でちょっと酔って踊るうながっぱには、たくさんの人に「うなぎ」と「お酒」を楽しんでいただきたいという思いも込められています。
当店は、酒屋でありながら店主自らが農業もこなす不思議な酒屋さん。
多治見・笠原町の自然の恵みで育てた酒米をベースにプロデュースしたオリジナル純米酒「野に唎く野を知る」なども販売しております。
笠原の自然の恵みを、身体いっぱいに感じていただければと考えております。
有限会社古川
代表 : 古川徳昭